ブレースリー(日本軽金属株式会社)
おすすめポイント
- ⾼い減衰性能
- サビに強い高耐久アルミ
- 温度の影響をほとんど受けない
基本情報
ダンパーの種類 | 金属 |
---|---|
在来工法 | 〇 |
2×4工法 | 〇 |
問い合わせ方法 | 電話、メールフォーム |
会社情報 | 日軽金アクト株式会社 本社:東京都港区新橋一丁目1番13号 アーバンネット内幸町ビル |
ブレースリーは、日本軽金属株式会社が開発しているアルミ製の制震ブレースです。地震のエネルギーを効率よくアルミデバイスに伝達する新構造で、優れた制震性を発揮します。ここではそんなブレースリー(日本軽金属株式会社)の特徴や魅力を詳しくご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
CONTENTS
ブレースリー(日本軽金属株式会社)の特徴①:優れた制震で安心を提供
ブレースリーは、優れた制震性能で地震による揺れを大きく軽減してくれるのが特徴です。ここではそんなブレースリーの制震について詳しくご紹介します。
制震メカニズム
ブレースリーは、優れた減衰性能を誇るアルミデバイスが内蔵された制震装置です。この装置に搭載されているアルミデバイスは、中小規模の地震においては剛性の高い部材として機能し、建物の揺れを抑制します。さらに、大規模な地震が発生した際には、このアルミデバイスが剛性を維持しつつ変形し、地震エネルギーを効率的に熱エネルギーに変換して吸収します。
この高度なメカニズムにより、ブレースリーは常に安定した減衰性能を発揮し、建物にかかる地震の衝撃を効果的に緩和することができます。その結果、地震による建物へのダメージを大幅に軽減し、建物の安全性を確保することが可能となります。
あらゆる建物に対応
制震装置や制震ダンパーといえば、木造軸組工法用に作られている製品が多く、ほかの工法の建物には対応できないというケースも多く見受けられました。しかし、その点においてブレースリーは優れた適応性を持っています。
ブレースリーは、木造軸組工法用と2×4工法用の2種類のバリエーションを提供しており、さまざまな建物に対応できるよう設計されているのです。工法の制約によってほかの制震装置を諦めていた方も、ぜひブレースリーの導入を検討してみてください。
ブレースリー(日本軽金属株式会社)の特徴②:高い品質
ブレースリーを開発している日本軽金属株式会社は、新幹線やトラック、産業機器、機械・通信・電子、社会・土木インフラ、食品・生活などのさまざまな分野でアルミを使った製品や技術の開発をしている会社です。アルミへのさまざまな知識やノウハウがあるからこそ、高い品質の制震装置を提供することができるのです。
国土交通省大臣認定
すでにご紹介しているように、ブレースリーは木造軸組工法と2×4工法のどちらにも対応できる製品が提供されています。とくに木造軸組工法用の装置については、公的機関による「木造軸組み耐力壁の面内せん断試験」により、耐力壁としての性能評価を受け国土交通大臣認定を取得しています。つまり公的な期間からも認められている品質や性能を持った製品ということなのです。
施工面でも注目
木造軸組工法用のブレースリーについては、優れた耐震性能を保持しながら、高さ調整や新機能により、採寸・切断・加工無しの簡単施工ができることも注目されています。現在この技術は特許申請中であり、今後もますます活躍の場を広げていくことでしょう。
ブレースリー(日本軽金属株式会社)の特徴③:ブレースリーは安心
ブレースリーが多くの建物に導入されているのは、安心して利用できる理由があるからでもあります。ここではそんなブレースリーの安心についてご紹介します。
サビに強い
ブレースリーは、サビなどに強い耐久性のあるアルミ製であるという大きな特徴があります。また、本体には固いアルミが、デバイスには粘り気のあるアルミが用いられており、各所に最適なアルミ素材が使用されています。これは、アルミ素材について深い知識を持つ日本軽金属株式会社だからこそ可能な設計です。
これにより、ブレースリーは点検が難しい壁内設置でも長期間にわたって高い信頼性を保つことができます。制震装置の壁内設置に不安を感じている方も、ブレースリーなら安心して設置することができるはずです。
1年中性能を発揮
アルミには、温度の影響をほとんど受けないという特徴もあります。そのため暑い夏でも、寒い冬でも本来の性能をしっかりと発揮してくれ、突然の地震がどの時期に訪れたとしても、揺れによるダメージを軽減してくれるでしょう。
この特性により設置する地域を選ばないため、全国どこでも安心して使用することができます。気候条件に左右されず、安定した性能を提供するブレースリーは、さまざまな地域での使用に適しており、設置に不安を感じることはありません。
繰り返す地震にも対応
ブレースリーは、繰り返す大きな地震にも高い効果を発揮することが実験でわかっています。振動台を使った実験では、2階想定荷重を乗せた一坪実寸大のブレースリー試験体と、本筋交い試験体を用いて繰り返しの加振実験を実施しました。
実験の結果、実験前と実験後のアルミデバイスには変形や破損といった大きな変化はなく、繰り返し大きな揺れを6回与えた場合でも、もともとの性能を保持できていることが証明されました。大地震後には余震が頻繁に起こり大きな揺れが何度も起きることもありますが、このような性能を持つブレースリーなら地震から建物をしっかりと守ることができるでしょう。
まずは公式サイトから資料請求をしてみよう!
新幹線にも使われているアルミの技術を応用し、高い品質と耐震性能を持つ制震ブレース「ブレースリー」が気になったら、まずは公式サイトをチェックしてみましょう。公式サイトには規格表なども掲載されているので、設計時などの参考にもなるはずです。
また公式サイトのお問い合わせフォームからは、より詳しくブレースリーについて知ることができる資料の請求が可能です。これから制振装置や制振ダンパーの導入、設置を考えている方は、資料もチェックしながらブレースリーの導入を検討してみてはいかがでしょうか。