耐震工事関連製品や仮設工事関連製品をおもな事業として展開しており、商品力が強みの会社です。その商品力や長年のノウハウ活かし、従来の耐力壁よりもコンパクトに納まる次世代型狭小制震耐力壁「ブレスターH.Gtype」を開発しました。狭小壁の壁内への取り付けが可能で、特殊形状の減衰部材が揺れの力を吸収し制震効果を発揮するのが特徴です。
大震災でも最大で変形を50%低減!
自社の振動台試験において、兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)の地震波(JMA-KOBE NS100%)を用いた在来耐力壁との比較振動実験を行った結果、1回目の加振時点で在来耐力壁に比べて層間変形を最大で50%低減することに成功しています。
さらに2回目の実験では加振によって在来耐力壁が大きく変形した点に加えて損壊してしまった一方、ブレスターH.Gtypeは10回加振しても性能や効果が低減しないという結果も確認することができました。1回目と10回目で層間変形がほとんど変わらず、非常に粘り強く高い性能を発揮できることを証明しました。
一般的な2階建てを想定した数値解析においてはブレスターH.Gtypeを4壁設置した場合、建物の変形を20〜30%低減できるという結果も出ています。床面積に合った配置数を設置するのがポイントで、それにより建物に減衰力を付加して制振性能を発揮できるのです。
在来耐力壁よりも壁幅を狭くした結果設計の自由度を向上できるのも特徴です。
減衰部材でエネルギーを吸収
ブレスターH.Gtypeは柱心間距離450〜460mm、もしくは600〜610mmの狭小壁と呼ばれる壁内に取り付けが可能。特殊形状の減衰部材が揺れの力を穏やかかつしなやかに吸収し制振効果を発揮します。
減衰とはエネルギーを減らして衰えさせる効果のことであり、地震で建物が揺れた際に揺れのエネルギーを吸収すると衝撃を抑えるため建物そのものや部材へのダメージや負荷を減少できるのです。丈夫な構造だけでは地震の衝撃によって壁内部の構造材が損傷してしまう場合もあります。
減衰部材によってエネルギーをゆるやかに吸収すると壁内部の構造が破壊されてしまうことや耐震構造の効力の低減を防ぎます。また、一般的に耐力壁は基本的に横揺れに強い性質を持っていますが、配置するバランスが非常に重要とされてきました。
ブレスターH.Gtypeは狭小の壁にて耐力壁の性能を発揮するのが特徴で、取り付け高さも自由に選択できて間取りの自由度を最大限に引き出せるようになりました。開いたスペースは開口や窓、換気扇、棚など有効に活用できます。開放感と安全性を追求した次世代型狭小耐力壁です。
創業107周年の老舗企業による制震ダンパー
地震大国ともいえる日本では各地で記録的な大地震が発生しており、いつ、どのタイミングで大きな地震が来るのか誰にも分かりません。大規模な地震が起こる度に多くの住宅や建造物が損傷してしまったり、酷いケースでは倒壊してしまう被害を受けています。
地震災害はいつどこで起きるかわからないからこそ、今まで以上にしっかりと効果的な対策を講じていくのが必要です。たくさんの地震対策がある中でもとくに注目を集めているのが「制震性」です。岡部グループは1917年の創業以来「安心・安全の提供を通じて社会に貢献する」という経営理念のもと、さまざまな自然災害などから暮らしや命を守るための開発を行ってきました。
安全性のさらなる向上や社会的責任を果たしたいという思いから「制震ダンパー」の開発に力を注ぎました。地震の揺れを吸収して建物へのダメージを軽減する効果のある制震ダンパーは、地震に負けない建物を作るために非常に重要です。
創業107周年のたしかな技術と知識によって開発された次世代型狭小制振耐力壁のブレスターH.Gtypeはコンパクトで高耐力かつ高い制振効果を発揮します。振動台試験を繰り返し、大地震の揺れから大切な命や財産を守るための狭小制振耐力壁として大活躍しています。
通常工具(電動インパクトドライバー)で取り付けが簡単にできるのも特徴です。数多くの建物を損傷や倒壊から守り、地震対策に貢献し続けています。
まとめ
日本では想定を超える地震が多く発生しており、そして今後もさらに大きな地震が発生する可能があるといわれ続けています。今まで以上に地震対策をしておく必要があるかもしれません。しかし、ブレスターH.Gtypeがあれば心配ありません。
制震ダンパーは揺れに対しての速効性も高く、建物の損傷を確実に守ります。地震対策へ十分な投資をして建物を守り被害を最小限に抑えて、大きな損失を回避できるかもしれません。創業以来、耐震や制震に貢献する製品をつくり続けてきた岡部だからこそのたしかな技術力で災害から暮らしを守ります。
地震対策をしっかりしている方もこれからという方も、ぜひブレスターH.Gtypeの導入を検討してみてはいかがでしょうか。興味のある方はぜひホームページより問い合わせてみてください。
会社名 | 岡部株式会社 |
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住所 | 〒131-0045 東京都墨田区押上2丁目8−2 |
電話番号 | (03)3624-5111 |
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引用元:https://www.evoltz.com/