MGEO(ミサワホーム)

公開日:2024/07/01
MGEO(エムジオ)の画像 引用元:https://www.misawa.co.jp/taishin/

地震大国である日本では、大切な家族と暮らしを守るための地震対策が必須です。発生を予測できない大地震に備えるために耐震装置の設置を検討している、という方も多いのではないでしょうか。本記事では、ミサワホームのMGEOの特徴や仕組みについて詳しく紹介するので、地震対策について考える人の参考になれば幸いです。

地震エネルギーを最大約50%抑制

ミサワホームのMGEOは、地震エネルギーを最大約50%抑制可能な制振装置です。ミサワホームの強固なモノコック構造にMEGOをプラスすることで、いつ起きても不思議ではない地震に備えられます。

倒壊ゼロのモノコック構造に制震装置「MGEO(エムジオ)」をプラス

ミサワホームでは、強固なモノコック構造に耐震装置MGEOを備え付け、損傷ゼロの地震に強い家づくりを目指しています。耐震には、構造体の強さが欠かせません。地震に強い家の耐震性能は、耐力壁の強さで決まります。

耐力壁とは、地震の衝撃など構造部分に加わる力に抵抗させる目的でつくられる壁です。MGEOは、壁の内部に複合テコ原理を応用した独自の変位拡大機構と、高い耐久性が実証されている高減衰ゴムからなる制震ダンパーを組み合わせた制振装置です。

耐震性に優れたモノコック構造に、地震による揺れや振動を抑える制震技術をプラスすることで、損傷ゼロの地震に強い家づくりが実現可能です。これで、発生を予測できない巨大地震に備えられます。

地震エネルギーを最大50%抑制

耐震ダンパーは、地震エネルギーを熱エネルギーに変換し、地震による衝撃を最大50%軽減できます。一般的な2階建て住宅においてMGEOは、2カ所のみの設置で十分な効果が発揮することが実証されています。

MGEOは、テコの原理で増幅した地震エネルギーを制震ダンパーに伝えることで、建物全体の変形を抑える仕組みです。一般的な鉄骨ブレース構造の建物と比較すると、震度6弱の地震でも変形量を通常の1/8に抑えられるでしょう。

実大振動実験により効果が実証されている

MGEOは、実大振動実験により効果が実証されている制震装置です。室内には家具を配置するなど実際の暮らしを想定した実験では、阪神淡路大震災の2倍レベルである1,873ガルの揺れや、連続13回の巨大地震にも耐えられました。

構造体の損傷はなく、内装仕上げにも目立った被害がなかったため、建物の変形や損傷を最小限に抑制できることが実証されています。4日間で合計39回の揺れに対して最後まで機能できたことから、繰り返し発生する余震へも備えられるでしょう。

高減衰ゴムで繰り返しの揺れにも安心!

MGEOの耐震ダンパーには、100年相当の高い耐久性が実証されている高減衰ゴムが採用されています。高減衰ゴムは、耐久性と疲労特性に優れ、安定した効果を発揮できる素材です。

優れた耐久性の高減衰ゴムを採用

制震ダンパーの高減衰ゴムは、天然ゴムに特殊充填剤などを混合して作られた素材です。レーシングタイヤの開発技術を応用し、戸建て住宅用に開発されました。劣化推進試験において、100年相当の高い耐久性が実証されています。

制振ダンパーは、外部の温度変化の影響を受けにくい建物内部の木質パネル内に設置します。そのため、エネルギーの吸収率の変動が少なく、安定した効果を発揮できるでしょう。また、温度変化の影響をほとんど受けないため、幅広い地域に対応できるのが特徴です。

繰り返し発生する余震にも効果を発揮

MGEOは、独自の変位拡大機構と高減衰ゴムをセットした耐震ダンパーが組み合わせられた装置です。地震エネルギーをテコの原理で増幅し、耐震ダンパーに伝えることで、建物全体の変形を抑えられます。

耐震ダンパーは、地震エネルギーを熱エネルギーに変換して発散、衝撃を吸収するため、減衰効果が期待できるでしょう。減衰とは、振動が時間の経過にしたがって揺れが収束する現象です。余震に対しても効果を発揮できるため、万が一の場合の安心にもつながります。

地震時の被害をシミュレーションできる

ミサワホームの「M-Labo(エムラボ)」は、地震時の被害をシミュレーションできるシステムです。住まいの強度を可視化できるため、地震に強い家づくりに役立ちます。

耐震シミュレーションシステム「M-Labo(エムラボ)」

ミサワホームでは、建物プランや工法、地震の種類を選択し、損傷被害をシミュレーションして、住まいの強度を確認できます。実大損傷確認実験の結果をもとに構造体、仕上げ材などを含めた建物全体の変形、損傷度合いを可視化できます。

大切な家族が安心・安全に住み続けられる住まいづくりに役立つシステムです。

まとめ

この記事では、ミサワホームの制震装置「MGEO(エムジオ)」の特徴についてお伝えしました。MGEOは、地震エネルギーを最大50%抑制できる装置です。ミサワホームは、強固なモノコック構造にMGEOをプラスすることで、損傷ゼロの地震に強い家づくりを目指しています。

実大振動実験により、建物の変形や損傷を最小限に抑制できることが実証されているため、安心感があるでしょう。地震時の被害をシミュレーションできる「M-Labo(エムラボ)」は、大切な家族の安心・安全な暮らしに役立つシステムです。

新築の家を建てる際に地震対策を万全にしたい方は、ミサワホームのMGEO搭載の家づくりを、検討してみてはいかがでしょうか。

会社名 ミサワホーム株式会社
住所 〒163-0833 東京都新宿区西新宿二丁目4番1号新宿NSビル
PR実際に見て体感できる!確かな効果が認められた制振ダンパー

おすすめの制振(制震)ダンパー比較表

イメージ引用元:https://www.evoltz.com/引用元:https://miraie.srigroup.co.jp/
引用元:https://www.sumitomoriko.co.jp/trc-damper-wh/

引用元:https://group.nikkeikin.co.jp/

引用元:https://www.seishin-system.com/
会社名evoltz(株式会社evoltz)MIRAIE(住友ゴム工業株式会社)TRCダンパー(住友理工株式会社)ブレースリー(日本軽金属株式会社)MER System(日本制震システム株式会社)
特徴・大地震直前の震度1から作用し始め、繰り返す余震にも強い
・世界有数の自動車メーカーに採用されるドイツのBILSTEIN社の制振装置
・全国100箇所以上で制振体感イベント実施中
・設置基数は1階の4ヵ所のみでOK
・キラーパルスに対しても効果を発揮
・熊本城天守閣・東本願寺などに採用
・90年間メンテナンスフリー
・時間経過や温度による性能変化が少ない「特殊粘弾性ゴム」
・1か所30分の簡単施工
・100年間メンテナンスフリー
・剛性を保持しながら変形するアルミの性質を利用
・気温の影響をほとんど受けず一年中制震性能を発揮
・ヤマハのモーターサイクルのノウハウを転用
・アルマイト加工とアルミニウム材で強度と耐食性を備える
・温度差による性能変化が小さい不燃性のオイルを使用
ダンパーの種類油圧(オイル)ゴムゴム鋼材(金属)油圧(オイル)
独自技術地震のエネルギーを吸収&駆体の変形を抑える「バイリニア特性」で特許取得揺れを熱に変えて吸収する「高減衰ゴム」地震エネルギーを熱エネルギーに瞬時に変換する「特殊粘弾性ゴム」採寸・切断なしの簡単施工が可能な「高さ調整新機構」で特許申請中世界初の「錆びないめっき」の特許技術
データ・100万回の作動耐久試験に耐えられる
・−20~80℃に耐えられる
・振動台実験において、中大地震 合計8回以上の地震に耐える
熊本地震でも全壊・半壊ゼロ約50%水平変位を低減阪神淡路大震災の125%の揺れ6回後にも性能保持毎秒0.6mmの非常にゆっくりな風の揺れから効果を発揮
対応工法在来工法、2×4工法在来工法、2×4工法在来工法、2×4工法在来工法、2×4工法在来工法、2×4工法、2×6工法
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