今回は、地震が多発する昨今地震発生時に、家の中で安全な場所はどこなのか紹介します。いざというとき家のどこにいればよいか事前に知っておくことで、被害に合う確率も低くなるでしょう。また、家の中でも安全な場所はどの家庭にもあります。本記事では、地震が発生した時、家の中で安全な場所はどこなのか紹介します。
地震発生時に家の中で安全な場所
地震が発生したときどこに隠れればよいか事前に知っておくことで、被害を最小限にとどめられるでしょう。地震発生時に家の中で安全な場所について紹介します。
落下物や店頭物が少ない場所
昨今起きている地震の被害で一番大きい場所は、照明機器やテレビの落下など大型家具による転倒によるものです。このことから、地震が発生した場合落下物が少ない場所へ避難することが必要でしょう。
たとえば、震度4の地震は座りの悪い置物が倒れ、震度5であれば棚にある本や食器が倒れると想定されています。もし、余裕があれば普段から家具家電の落下を防ぐためにも、家具の固定をすることで効果があるためおすすめです。
窓が少なくガラスの被害が少ない場所
地震が起こることによって、ガラスによる被害が大きいことは意外に知られていません。大きな揺れは窓のゆがみ、食器棚のガラスは食器に押されてガラスが割れる恐れがあります。ガラスが割れると体や足に刺さる恐れがあり、大けがにつながるでしょう。
メーカーによっては、ユニットバスを避難場所として設計している家も存在します。普段から、窓が少なくガラスが飛び散らない場所をチェックしておくと安心です。
避難時に外へ出やすい場所
大きな地震が発生した場合、屋外へ避難しなければならないケースもあるでしょう。例えば、家が倒壊する危険性がある場合や地震による火災が発生した場合には、一刻も早く建物から逃げなければなりません。
もし、大きな地震が発生した場合はドアをあらかじめ開け、ドア付近にものを置かないようにしておくと良いでしょう。特に、玄関は家の中での一番の避難場所でもあり、逃げ道となるため一番安全な場所とされています。
地震発生時に家の中で危険な場所
地震発生時に、どこの家でも家の中で離れておきたい場所は何か所かあるでしょう。地震発生時に家の中で危険な場所を紹介します。
倒れる心配のある家具や家電がある場所
食器棚や本棚など、倒れる心配がある高さの高い家具の近くは危険です。地震が発生すると、食器棚の下敷きになる他割れた食器でけがをする可能性もあるでしょう。また、本棚も本ごと倒れてくる可能もあるため大変危険です。
普段から棚に転倒防止の対策をするか、地震が発生した時は棚からすぐに逃げるようにしましょう。
窓ガラスなどがある場所
窓ガラスや建具など割れ物の近くは、地震発生時に離れることが推奨されています。揺れの最中に顔や足をガラスで怪我をする可能性があるほか、揺れが収まった後の移動で割れたガラスで足を怪我する場合が大いに考えられます。もし、地震によるガラスの割れが心配な方は、制震ダンパーといった対策もできるため対策しておくと安心です。
耐震性の低い家なら1階は危険
家の造りはそれぞれ異なり、現在は多くの家が耐震性に優れた構造のものが多いでしょう。ただ、耐震性の低い家の場合や大きな地震が発生した場合、2階にいた方が安全です。これは、耐震性の低さの問題であり、十分に耐震性のある家なら1階にいる方が安全と言えます。
制震ダンパーで家の中の安全性UP
今住んでいる家が古い場合、安全性を高めるためリフォームするのも一つの手段です。特に、近年は制震ダンパーを用いて耐震性をアップさせる家が増えています。どのように、制震ダンパーで家の中の安全性UPするのか紹介します。
地震対策として制震ダンパーがおすすめ
制震ダンパーは、新築の家庭はもちろんリフォームやリノベーションと合わせて設置する家庭が増えています。制震の技術は耐震性の継続に効果を発揮しており、耐震の弱点をカバーするのが最大の特徴です。
もし、制震ダンパーを取り入れるのであれば、しっかり実績のある企業・確かなエビデンスにもとづいた企業へお任せすることをおすすめします。
1階の倒壊にも2階の揺れにも対応できる
制震ダンパーは、1階の倒壊にも2階の揺れのどちらにも対応できる製品です。地震対策をしたいけど予算が少ない場合、制震ダンパーの設置を検討してみるのもひとつの方法です。
建物のゆがみや窓ガラスの割れも防げる
家具・家電の転倒や、建物のゆがみから生じる窓ガラスの割れは、救助の妨げになったり、怪我や命の危険にもつながる恐れがあります。こうした被害は、制震ダンパーで防ぐことが可能です。地震による建物の変化を制震ダンパーであらかじめ設置しておくことで、地震による被害を大幅に減らせるでしょう。
まとめ
今回は、地震が多発する昨今地震発生時に、家の中で安全な場所はどこなのか紹介しました。これから新たに家を建てる方は、地震による被害がどこまで防げるのか事前に知っておくとよいでしょう。また、耐震が心配な古い家に住んでいる方は、普段から地震対策をしておくと安心です。
予算に余裕があれば制震ダンパーの設置も検討することをおすすめします。本記事では、地震が発生した場合自分の家はどこが安全なのか、普段から対策として何をしておくべきか検討されている方の参考になれば幸いです。
