新築住宅を建てる前に知っておきたい地震対策

公開日:2024/07/01
地震対策

新築住宅を建てる前に知っておきたい、地震対策についてお伝えします。いつ起きてもおかしくない地震に備えて、地震対策が万全なマイホームを建てたい、という方も多いのではないでしょうか。今後、高確率で起きると予想されている大地震もあるため、住まいの地震対策は必須です。新築住宅を建てる際の地震対策について、詳しく紹介します。

今後高確率で起きる大地震

日本では、今後30年以内に大地震が高確率で起きると予測されています。このことからも、日本の住宅において地震対策は必須でしょう。

今後高確率で発生すると予測されている大地震

大地震は、いつ発生してもおかしくありません。南海トラフ地震と首都直下型地震が30年以内に発生する確率は、70%です。日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震が30年以内に発生する確率は60%のため、いずれも高い確率で大地震が発生すると予測されています。

地震が発生した場合、広範囲に被害が及ぶ可能性があります。

地震大国の日本において地震対策は必須

上記の通り、日本において地震対策は必須です。今後、高確率で発生が予測されている大地震に十分に備えることは、大切な家族の安心・安全な暮らしにつながります。地震対策の必要性が低いと思われがちな平屋でも、2階・3階建てと同様に対策が必要です。

新築を建てる前に!押さえておきたい地震対策

新築を建てる前に押さえておきたい地震対策のポイントを紹介します。

シンプルな形の家は地震に強い

上から見て正方形や長方形に近く、側面の凹凸が少ないシンプルな形の家は、地震に強い特徴があります。シンプルな形の家は、それぞれの面が一体となって支えるため、衝撃を抑えられるでしょう。シンプルな形かつ凹凸のない総2階建てや平屋は、地震に強い形の家だと言えます。

底面全体で家を支えるベタ基礎

一般的な家の基礎は、独立基礎・布基礎・ベタ基礎の3種類です。独立基礎は、柱の位置に単独で設けられた基礎です。布基礎は、逆T字型の鉄筋コンクリートを連続して打ち込み、ベタ基礎は、家の底面全体に鉄筋コンクリートを流し込む基礎を指します。

木造住宅で用いられている基礎は、布基礎とベタ基礎の2種類が一般的です。ベタ基礎は、底面全体で家を支えられるため、不同沈下が発生しにくく、地震に強い基礎です。

地盤の強度を確認する

地盤の強度を確認することは、重要なポイントです。地盤が弱いと地盤沈下や液状化により、家が傾いたり、倒壊したり、被害を受けやすくなります。軟弱な地盤に地震対策が万全な家を建てても十分な効果が発揮できません。

家を建てる前にハザードマップなどで、地盤の強度をしっかり確認しましょう。専門家に地盤調査を依頼したり、地盤改良で地盤の強度を高めたり、対策が必要なケースもあります。

耐震等級

耐震等級とは、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づき、地震に対する建物の強度を示した指標です。耐震等級は、耐震性の高さによって1~3にランク分けされており、数字が大きいほど耐震性が高いと評価されています。

耐震等級1は、現行の建築基準法で定められた最低限の耐震性能をクリアしているレベルです。

免震

免震とは、地震の揺れを建物へ伝わりにくくするために、建物と地盤を切り離した構造を指します。建物と基礎の間に免震装置を設置することで、地震の揺れによるダメージを軽減可能です。揺れそのものを伝えない性質上、免振性の高さは、建物の長持ち度にも直結します。

制振

制振装置は、建物に伝わる地震エネルギーを吸収し、揺れや損傷を低減させる装置です。近年、地震対策として、多くの住宅に取り入れられています。制振装置は、繰り返し発生する余震にも効果を発揮します。震災時は本震による被害に注目が集まりがちですが、余震による被害も多いため、制震は地震対策において重要な要素です。

近年注目を集めているのは制震ダンパー

近年、地震対策として、制震ダンパーが注目されています。これは、地震による揺れを抑制してくれる装置です。大切な家族と、安心・安全に長く住み続けられる家が実現可能です。

地震による揺れを抑制

制震ダンパーは、地震エネルギーを吸収するため、地震の揺れを抑えられます。瓦屋根や太陽光発電システム搭載など、家の重心が高く地震の影響を受けやすい家でも、建物の変位量を変えられるため、ダメージを抑えられるでしょう。

家の資産価値が守られる

地震により家が傾いたり、壁がひび割れたり、大きなダメージを受けると家の資産価値が低下します。制震ダンパーでは、地震によるダメージを抑えられるため、家の資産価値が守られるでしょう。

まとめ

この記事では、新築住宅を建てる前に知っておきたい地震対策についてお伝えしました。日本では、南海トラフ地震や首都直下型地震、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震が30年以内に60~70%の高確率で発生すると予想されています。

いつ発生してもおかしくない大地震があるため、住まいの地震対策は必須です。新築を建てる前には、地盤の強度をしっかり確認しましょう。近年、地震対策として注目されている制震ダンパーは、地震エネルギーを吸収して揺れを抑制する装置です。

万全な地震対策は、大切な家族の安心・安全な暮らしにつながります。これから新築マイホームを建てる方は、地震の揺れを抑えられる制震ダンパーでの地震対策を、検討してみてはいかがでしょうか。

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イメージ引用元:https://www.evoltz.com/引用元:https://miraie.srigroup.co.jp/
引用元:https://www.sumitomoriko.co.jp/trc-damper-wh/

引用元:https://group.nikkeikin.co.jp/

引用元:https://www.seishin-system.com/
会社名evoltz(株式会社evoltz)MIRAIE(住友ゴム工業株式会社)TRCダンパー(住友理工株式会社)ブレースリー(日本軽金属株式会社)MER System(日本制震システム株式会社)
特徴・大地震直前の震度1から作用し始め、繰り返す余震にも強い
・世界有数の自動車メーカーに採用されるドイツのBILSTEIN社の制振装置
・全国100箇所以上で制振体感イベント実施中
・設置基数は1階の4ヵ所のみでOK
・キラーパルスに対しても効果を発揮
・熊本城天守閣・東本願寺などに採用
・90年間メンテナンスフリー
・時間経過や温度による性能変化が少ない「特殊粘弾性ゴム」
・1か所30分の簡単施工
・100年間メンテナンスフリー
・剛性を保持しながら変形するアルミの性質を利用
・気温の影響をほとんど受けず一年中制震性能を発揮
・ヤマハのモーターサイクルのノウハウを転用
・アルマイト加工とアルミニウム材で強度と耐食性を備える
・温度差による性能変化が小さい不燃性のオイルを使用
ダンパーの種類油圧(オイル)ゴムゴム鋼材(金属)油圧(オイル)
独自技術地震のエネルギーを吸収&駆体の変形を抑える「バイリニア特性」で特許取得揺れを熱に変えて吸収する「高減衰ゴム」地震エネルギーを熱エネルギーに瞬時に変換する「特殊粘弾性ゴム」採寸・切断なしの簡単施工が可能な「高さ調整新機構」で特許申請中世界初の「錆びないめっき」の特許技術
データ・100万回の作動耐久試験に耐えられる
・−20~80℃に耐えられる
・振動台実験において、中大地震 合計8回以上の地震に耐える
熊本地震でも全壊・半壊ゼロ約50%水平変位を低減阪神淡路大震災の125%の揺れ6回後にも性能保持毎秒0.6mmの非常にゆっくりな風の揺れから効果を発揮
対応工法在来工法、2×4工法在来工法、2×4工法在来工法、2×4工法在来工法、2×4工法在来工法、2×4工法、2×6工法
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