MER System(日本制震システム株式会社)
おすすめポイント
- 多方向からの揺れに対応
- 全棟に限界耐力計算を実施
- 特許技術の錆びないメッキを採用
基本情報
ダンパーの種類 | 油圧(オイル) |
---|---|
在来工法 | 〇 |
2×4工法 | 〇 |
問い合わせ方法 | 電話、メールフォーム |
会社情報 | 日本制震システム株式会社 本社:東京都千代田区神田和泉町1-7-1 扇ビル(OUGI BLDG.) 3階 |
MER Systemは、日本制震システム株式会社が開発する制震装置であり、さまざまなニーズに合わせて選べる3つの製品を提供しています。ここではMER System(日本制震システム株式会社)の3つの製品それぞれの、特徴や効果などについて詳しくご紹介します。
CONTENTS
MER System(日本制震システム株式会社)の特徴①:圧倒的な信頼感と品質・性能のMER SYSTEM Cross Type
MER SYSTEM Cross Typeは、独自に培った油圧技術とめっき技術を基盤とするヤマハ発動機グループであるヤマハモーターハイドロリックシステムとの共同開発で生まれた製品です。世界初の構造と特許技術が集約されており、高い品質と性能、信頼感があります。ここではその特徴や効果などについて詳しくご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
特徴
従来の制振ダンパーといえば、ジョイント部分が固定されているものが一般的でした。その点MER SYSTEM Cross Typeは、ジョイント部分に「クロスピン構造」という、建物のねじれや揺れに対応する日本初・日本唯一の技術を採用しています。これによりあらゆる方向からの揺れに対応することができ、建物の構造躯体と製品本体の負担を大きく軽減します。
また、古い建物に制震装置を設置する場合、構造駆体そのものがねじれていることがあります。このような場合も、クロスピン構造が稼働するMER SYSTEM Cross Typeなら、柱などの構造躯体の面と隙間なく取り付けることができ、高い制震効果を発揮します。
効果
制震装置MER System Cross Typeは、建物に伝わる地震エネルギーを吸収するため、地震などの揺れで生じる建物への負担を軽減することができます。また繰り返す余震などでは釘やビス、接合部分の緩みなどで耐震性が低下することがありますが、その点MER System Cross Typeが設置されている場合、建物に伝わる地震エネルギーを約40%~48%吸収するためそのような被害からも建物を守ることができるのです。
さらにMER System Cross Typeは、大きな揺れはもちろん、揺れ始めの小さな揺れにも対応できるという特徴もあり、台風や交通振動なども含めたあらゆる揺れから建物への負担を軽減してくれます。
MER System(日本制震システム株式会社)の特徴②:床下から横揺れ・縦揺れに対応できるMER System Base Type
MER System Base Typeは、木造住宅の土台と基礎の間に設置するタイプで、基礎パッキンの代わりに使用することができます。そんなMER System Base Typeの特徴や効果をチェックしていきましょう。
特徴
MER System Base Typeは土台下に設置することで、高減衰ゴムが揺れを熱エネルギーに変換して吸収し縦揺れと横揺れのどちらも軽減してくれます。
またゴムの制震装置は劣化について不安視されることがありますが、MER System Base Typeに使用されているゴムは、最大劣化要因であるオゾンによる30年以上の耐光試験をクリアしています。実際の使用環境では100年以上の耐久性能を持っていることがわかっているため、コストを抑えながら、長く安心が続きます。
効果
MER System Base Typeは、時刻歴波形のように建物に伝わる揺れを軽減し、地震のエネルギーを10%~30%吸収します。また、地震の揺れだけでなく交通振動にも高い効果を発揮することがわかっており、フィールドテストでも揺れの軽減を証明しています。
さらにMER System Base Typeは建物の全周に換気スリットを作り、床下の換気ができる状態で施工を行うため、湿気がこもりやすいコーナー部分でも、カビや腐食、シロアリの発生を防止する効果も期待できます。また、ゴム製であることからすべりにくく、地震による建物のズレを防ぐ効果も認められています。
MER System(日本制震システム株式会社)の特徴③:特許技術を取得したMER System Pillow Type
MER System Pillow Typeは、揺れ始めから瞬時に揺れを吸収できるオイルダンパーです。そんなMER System Pillow Typeの特徴や効果を見ていきましょう。
特徴
MER System Pillow Typeは耐用年数と性能維持に特化した特殊素材を使用した、エネルギー吸収に優れた単筒式オイルダンパーです。業界初のベアリングユニットを搭載しており、あらゆる角度からの地震エネルギーに対応できるのが大きな特徴です。
また不燃オイルを使用しているため、万が一の火災でも爆発や火炎延焼はありません。そして配置計画根拠による制振に効果的な数量に抑えることができることから、低コストで設置できるというのも魅力です。
効果
MER System Pillow Typeは、大きな地震や繰り返される余震による建物へのダメージを軽減できるため、初期の耐震性を長期的に維持できます。また大きな揺れだけでなく小さな揺れを軽減することもできるため、風振動や交通振動も抑えることができ、快適な日常生活のサポートもしてくれるでしょう。
さらに、内外壁・屋根・クロスなどを守ってくれるのもMER System Pillow Typeの大きな特徴です。建物に伝わる地震などのエネルギーは弱い箇所へ集中し、内装材や外壁のクラック、屋根瓦のズレなどの被害を引き起こすことがあります。その点MER System Pillow Typeを設置していれば揺れのバランスを取ることができるので1箇所にエネルギーが集中することがなくなり、被害を抑えてくれるのです。
まずは公式サイトをチェックしてみよう!
異なる特徴を持つ3つの制震装置で、あらゆるニーズを満たしてくれるMER System(日本制震システム株式会社)が気になったら、まずは公式サイトをチェックしてみてください。サイトでは施工方法や配置計画、納品までの流れといったさらに細かい情報も確認することができます。そしてMER Systemを設置し、建物の安全性を高めましょう。
MER System(日本制震システム株式会社)の口コミ・評判
2016年の熊本地震のことです。 私たちが生活しているエリアは震度6強の揺れでした。我が家の被害状況としては、玄関ポーチのタイルが一部 割れた程度で、壁に飾っている絵画さえ落ちませんでした。
本震の後も余震が何度も続いていましたが、家族には「家が一番安全で安心だから家にいなさい」と言い 私は仕事に向かいました。大切な家族も家も守れて本当に制震装置を設置していて良かったです。
熊本地震のように、マグニチュード6以上の地震が、全世界の約20%もの割合で起きている日本。MER Systemは、そのような国においてできる限りの地震対策をするために開発された、木造住宅用制震装置です。
MER Systemには、床下から横揺れ・縦揺れに対応する「ベースタイプ」や特許技術で多方向の揺れに対応する「ピロータイプ」など、特徴や形状の違う3種類の製品があります。
車が好きで、新築した家も、リビングからガレージ内部が見える間取りにしたんですが、自動車のサスペンション技術を応用した地震対策の装置があると聞き、即採用を決めました。機能・性能・耐久性でこだわりのメーカーですから、その装置が住宅に入れられて、大満足です。地震も、悪路を走破するサスペンションのように、うまくいなしてくれると信じています。
MER Systemのひとつである「クロスタイプ」は、日本制震システムとヤマハモーターハイドロリックシステムが、共同開発して作った製品です。幅広い油圧機器を開発・製造している世界的ブランドが関わっているため、信頼感は非常に高いのではないでしょうか。
「クロスタイプ」最大の特徴は、日本初・日本唯一のクロスピン構造。あらゆる方向からの揺れに対応する、画期的な構造です。