evoltz(株式会社evoltz)
おすすめポイント
- 震度1から効果を発揮
- −20~80℃に耐えられる
- 全国で制振体験が可能
基本情報
ダンパーの種類 | 油圧(オイル) |
---|---|
在来工法 | 〇 |
2×4工法 | 〇 |
問い合わせ方法 | 電話、メールフォーム |
会社情報 | 株式会社evoltz 本社:静岡県浜松市中央区高丘西二丁目3番6号 |
evoltzは、小さな揺れから大きな揺れまで逃さず吸収し、地震から家を守る大きな役割を果たしてくれる制振ダンパーです。今回は、evoltzの特徴をはじめ、実際に採用した住宅メーカーや施主の生の声もご紹介します。
地震の多い日本で安心して暮らすために、ぜひ最後までご覧ください。
CONTENTS
evoltz(株式会社evoltz)の特徴①:震度1程度の揺れにも効果を発揮する高い性能
evoltzは地震や台風などの揺れを吸収して抑え、揺れによる家へのダメージを軽減してくれる制振ダンパーです。まずはそんなevoltzの高い性能について見ていきましょう。
小さな揺れにも効果を発揮
evoltzの大きな特徴として、これまでの制振ダンパーでは難しかった小さな揺れへの対応ができるということが挙げられます。これはオンリーワンの技術で特許を取得した技術「極バイリニア特性」によるものです。
制振装置がエネルギーを吸収する際「減衰力」と呼ばれる力が増大しますが、この力が増えると、建物にダメージを与える可能性があります。その点バイリニア特性を持つ制振装置は、この「減衰力」が増加しても、建物を傷つけないように設計されています。
evoltzでは、この特性をさらに進化させた「極バイリニア特性」を実現し、地震の揺れ始めから性能を発揮できる制振ダンパーとして開発されています。そのため震度1程度のごくわずかな揺れでも、しっかりと地震のエネルギーを吸収します。これまでは揺れが大きくなって初めて効果を発揮するのが制振装置でしたが、evoltzはこの常識を塗り替えた製品といえるでしょう。
大きな揺れや繰り返す揺れにも
evoltzは小さな揺れにも反応できる技術が用いられていますが、もちろん大きな揺れや強い揺れにも効果を発揮します。これまで一般的であった揺れが大きくなってから効果が出る制振装置では、建物への損傷が生じてしまうことがありました。
その点evoltzなら小さな揺れの段階から振動のエネルギーを吸収できる構造になっているため、大きな揺れになっても建物の揺れ幅を抑制することができ、建物への損傷を抑えることを可能にしているのです。さらに大地震では繰り返す余震でも建物へのダメージが蓄積していきますが、evoltzは繰り返し動作しても性能が低下しないため、何度でも制振性能を発揮し建物へのダメージも軽減します。
構造部へのダメージを軽減
このように、evoltzは揺れのエネルギーを吸収して構造部に伝わりづらくするため、構造へのダメージを軽減し耐震性能や耐久性を保つことにも大きな効果を発揮します。日本だけでなく、アメリカ、ドイツの3か国で特許を取得した技術であり、世界的に認められているからこそ信頼性が高く、地震への不安を軽減してくれるでしょう。
evoltz(株式会社evoltz)の特徴②:耐久試験と性能実験にて効果を実証
株式会社evoltzでは、製品の信頼性をより確かなものにするために、使用環境において耐えうる限界までの試験を実施しています。ここではその試験によって得られた性能についてご紹介します。
高耐久
evoltzは、各種性能試験にて実証された高い耐久性で、長く家を守ってくれる制振ダンパーでもあります。作動耐久試験の実施回数は100万回行われ、実験後の性能もほとんど変化がなかったという結果が出ているのです。
これにより、大地震後の繰り返す余震に対してもしっかりと反応できること、またそれ以外の小さな揺れも吸収してくれ、建物の長寿命化にも大きな役割を果たしてくれることがわかります。
過酷な環境下にも耐える
制振ダンパーはさまざまな地域で使用されるため、外気温が酷暑であったり極寒であったりしても、その性能を十分に発揮できるかどうかが重要なポイントです。evoltzは使用環境温度領域マイナス20℃~80℃でもしっかりと作動し、変わらず性能が発揮されることも実験にて証明されています。
公開実験で制振性能を証明
実は制振ダンパーには明確なガイドラインが存在せず、各メーカーがそれぞれ実験を行っているため、単純に数値で比較することは難しいのが現状です。そんな中で株式会社evoltzでは第三者立ち会いのもと公開実験を行い、その様子を公式サイトに掲載しています。
その結果、evoltzは震度7程度の地震に3回耐えられることが証明されました。なお、その実験は耐震等級3のフレームにevoltzを装着した場合の結果であり、建物自体の耐震性の高さは必須であるということは覚えておきましょう。
evoltz(株式会社evoltz)の特徴③:厳しい品質管理体制
株式会社evoltzでは、evoltzの品質を維持するための徹底した品質管理体制を整え、確かな安全と安心を届けています。ここではそんな品質管理体制についてご紹介します。
減衰力検査
evoltzは発売開始から製造本数15万本を突破し、そのうち外観不良があったものは驚くべきことにわずか5本でした。工場製品である以上すべて完璧に製造することは難しいですが、株式会社evoltzはどのような問題も見逃すことなく、出荷前に発見できる体制を整えているのです。
製品を1本ずつ目視し、手で触って確かめたうえで、限りなく100%の品質を保持を保つために、検査を繰り返し行っています。それでは、実際にどのような流れで検査が行われ、出荷されるのかを見ていきましょう。
出荷までの流れ
最初の工程では、ドイツのBILSTEIN社で製品の完成品検査を実施します。工程間検査において数値基準を満たした製品だけが次の工程に進められ、基準に満たなかった製品は分解し、再度組み立てを行います。また、完成品の一定割合については抜き取り検査を実施し、品質を確認します。
次に日本国内に輸送されたevoltz製品に対し、1本1本手作業でブラケットを組み付けます。この際、全製品に対して外観の異常やオイル滲みなどのチェックを行います。ここまできて、ようやく「evoltz」のロゴマークが初めて製品に印刷されます。また、発売開始以来全品に付与しているシリアルナンバーもこの時点で付与されます。印刷後、製品は一旦専用の梱包箱に格納されます。
続いてテクニカルブレース組付けの作業を行います。evoltz B5が最大の性能を発揮するための重要な要素であるテクニカルブレースは、自動車技術を応用して開発された技術であり、この組付けも1本ずつ目視で丁寧に行います。
組付けが完了した製品は、社内に設置した疲労試験機を用いて、定期的に抜き取り検査を実施しています。発売以来の製品を定期的に抜き取り、社内で保管し、一定期間ごとに減衰力測定を実施していますが、現在までに減衰力が劣化した製品はありません。
納品前には各棟ごとに必要本数を確認し、出荷準備を行います。この際、梱包箱に滲みなどの不安要素があれば即座にチェックし、問題が解決するまで出荷は行いません。このように徹底的に品質管理されて出荷されたevoltzだからこそ、いつでも品質が安定しており、安心して住宅に設置することができるのです。
まずは公式サイトからカタログをチェックしてみよう!
わずかな揺れから繰り返す揺れまで、さまざまな揺れに対して大きな効果を発揮してくれる制振ダンパー「evoltz」が気になったら、まずは公式サイトをチェックしてみましょう。公式サイトでは製品カタログを閲覧することができるので、より詳しく製品について把握できます。
また、全国のハウスメーカーや工務店にて、evoltzの制振性能を体感することが可能です。evoltzが気になった方はぜひ、お近くのショールームや展示場に足を運んでみてはいかがでしょうか。
evoltz(株式会社evoltz)の口コミ・評判
当時は制振装置について何も知らなかった分、余計な知識もなかったため、「evoltzで良いかな」程度の考えでした。しかし実際にセミナーなどでお話を聞かせていただき、「evoltzは震度1程度の微弱な揺れから効き始める、という特許技術(バイリニア特性)を持っている」という点に強く魅力を感じました。これが採用の決め手となった最大のポイントです。
また私の自宅もそうなのですが、「階高が変わったとしても調整が可能」という点も大きな魅力です。柱間がすごく狭かったり階高が極端に低かったりしない限りほとんど制約がないくらいの柔軟な仕様ですので、実際に住宅に組み込む際の大きなアドバンテージだと思います。(インタビューより一部抜粋)
evoltz(エヴォルツ)は、世界レベルの高性能・高品質を実現した制振装置です。特許取得をしているオンリーワンの技術「極バイリニア特性」により、小さな揺れの段階から確実に性能を発揮することで、建物のダメージを低減することができます。
また、100万回の作動耐久試験を実施した後もほぼ性能が変わらないほどの、非常に高い耐久性も大きな特徴と言えるでしょう。
大鎮キムラ建設のご担当者さんの説明から、地震のエネルギーを吸収し建物の揺れを小さくするというものだということを知り、evoltzについて理解を深めていきました。実際に住宅会社のショール―ムで、ダンパー(有り/無し)で揺れがどれくらい違うのか体験したときには、ここまで揺れを吸収してくれるのか!とビックリしました。
ここでも触れられている「大鎮キムラ建設」さんをはじめ、evoltzの性能を実際に体感できるショール―ムは、全国に多く存在します。いちど足を運んで体験してみるといいかもしれません。
実際にこの方は北海道で震度5強の地震を体験しましたが、発生時も頑丈な箱の中にいる感覚で、不安感はなかったとのこと。住宅の耐久性も大事ですが、安心して暮らせるという点も非常に大きなメリットですよね。